いつまでもがんずうで
健康長寿祝い、敬老会/宮古島市主催
宮古島市主催の敬老会が17日、城辺、下地、上野の3地区で行われた。70歳以上のお年寄りを招き、ごちそうや舞踊などでもてなした。園児たちが可愛らしい踊りで愛嬌を振りまくと、小、中学生は作文朗読で自慢のおじいちゃん、おばあちゃんを紹介。婦人会などは手作り弁当で祝福するなど、敬老会を通してお年寄りを大事にするという気持ちを再認識した。18日は平良、21日は伊良部、佐良浜の3地区で行われる。
城辺地区
城辺地区敬老会では、下地敏彦市長らが盛大に祝福し、健康と長寿をあやかった。参加者らは、舞台で披露される余興を満喫した。
城辺地区の満70歳以上の敬老者は1778人。最高齢は女性の105歳。百歳以上は11人で、このうち新百歳は3人。
下地市長は「今日の城辺地区と宮古島市が発展して来られたのは、皆様方の長年のご努力とご苦労のお陰であり、皆様に心から敬意を表する次第である」と礼を述べた。
次いで市議会の真栄城徳彦議長、県議会の座喜味一幸議員、市教育委員会の宮國博教育長が祝辞を述べた。
池間新さん(福嶺小4年)が「私の大好きなおばあちゃん」と題して作文を朗読。ファッションセンスが良くておしゃれで、働き者のおばあちゃんを自慢した。舞台では福里保育所、西城保育所、砂川保育所の園児たちが元気いっぱいに踊りを披露し、参加者らを元気づけた。
下地地区
下地地区敬老会では、大勢の敬老者らが参加。下地敏彦市長らは、かくしゃくとした「元気印」をあやかった。会場は、趣向を凝らした余興で盛り上がっていた。
下地地区の満70歳以上の敬老者は723人。最高齢は市内1番の最高齢でもある女性の107歳。百歳以上は6人で、このうち新百歳は1人。
下地市長は「皆様がこれまで培われてきた豊富な知識と経験を生かして、積極的に社会参加していけるような地域づくりが不可欠である」と述べた。その上で「今後とも健康に留意され、笑顔で幸多い日々を過ごされますよう心よりお祈り申し上げます」と励ました。
来賓で出席した市議会の真栄城徳彦議長、県議会の座喜味一幸議員が祝辞。下地地区地域づくり協議会の川満省三会長が祝いの言葉を述べた。
舞台では、祝いにふさわしい「かぎやで風」などを披露。入江保育園や下地保育所の子供たちが元気はつらつと踊りを繰り広げた。参加者らは、笑顔で大きな拍手を送っていた。
上野地区
上野地区の敬老会は上野公民館で行われた。対象者は70歳以上569人。同地区老人クラブの砂川芳一会長は「一番大切なことは幸せ。これからも前向きに健康で美しく老いていこう」と呼び掛けた。
新敬老者27人を代表して、平良栄得さんは「うれしいけれど、もう70歳になったかという複雑な気持ち」と心境を述べ、「第2次世界大戦末期から終戦にかけて生まれたため、先輩や後輩に比べて人数が少なかった」と振り返った。その上で「自治体の老人対策が充実しておりうれしい限り」と話し、これからも健康で地域に貢献していきたいと抱負を語った。
博愛の里上野地域づくり協議会の野原勝也会長は「健康長寿ナンバーワンの地域を目指そう。来年もまた、この場所で健康でお会いしましょう」と呼び掛けた。
下地敏彦市長が式辞を、市議会の真栄城徳彦議長と県議会議員の座喜味一幸氏が来賓祝辞を述べた。