郷友が集い敬老会/在沖久松
健康長寿祝う
【那覇支社】在沖久松郷友会(宮國弘会長)の2015年度敬老会が20日、那覇市内のホテルで催され、会場には郷友や関係者ら約550人が集い、敬老者の健康と長寿を祝った。
最高齢で105歳の川上ヤマさんら100歳以上の長寿者6人が紹介され、代理で出席した家族に祝い金が贈呈された。
今年で古希(70歳)を迎える1946年生の新敬老者29人も紹介され、代表して洲鎌安弘さんが「先輩方の仲間に入れてもらい感謝したい。豊富な経験を積んだ人生の教訓などの教えを受けて、今後も頑張っていきたい」と抱負を述べた。
宮國会長は「ふるさと久松は長寿の村。『ンナマカラド・ドウタガバンドー』と、前向きな気持ちを持って来年も元気で会いましょう」とあいさつした。
来賓の沖縄宮古郷友連合会の古波蔵和夫会長や久松出身で医師・詩人の川上正人さん(東京都在住)が祝辞を述べた。同郷友会老人会の砂川恵良会長の音頭で乾杯した。
舞台は女性部の「トーガニー・大世栄」で幕が開き、賑やかな「久松音頭」「アグがはな・ドゥスがはな」などの踊りが披露され、会場は温かな雰囲気に包まれた。同地区出身の歌手の下地勇さんも祝福に駆け付け、ヌザキフツ(野崎方言)の熱唱で敬老会を盛り上げた。参加者全員による野崎クイチャーでフィナーレを飾った。
同郷友会の敬老会は1963(昭和38)年に始まり、今年で53回目70歳以上の敬老者は734人(男性303人、女性431人)となる。