社会・全般
2015年10月6日(火)9:03
秋空にサシバ舞う
国際保護鳥、伊良部で確認
国際保護鳥のサシバ(タカ科)が5日、北東の風に乗って飛来し、伊良部の上空で舞っているのが確認された。サシバの秋の渡りがこれから本格化する。
サシバは、日本本土の一部と朝鮮半島などに繁殖。毎年東南アジアへ越冬のために向かう途中、宮古諸島などに立ち寄る。特に伊良部は国内有数の中継地。
県鳥獣保護員で伊良部に住む西原武則さんは4、5の両日で1000羽以上カウントした。
伊良部に住む60代の男性は「8日が寒露。寒露の前で数多い群れ観察したのは今回が初めてである。本土の爆弾低気圧の影響で、早めに南下したのでは。不思議な現象だ」と首を傾げていた。
サシバ タカ科の仲間で中型。のどは白く中央の黒褐色の縦線1本と胸から腹にかけて茶褐色の横斑が特徴。成鳥は全長50㌢前後。