火災予防運動始まる/市消防本部
車両パレードで意識高揚訴え
秋季全国火災予防運動が9日、全国一斉に始まった。宮古島市消防本部(来間克消防長)は同日、消防車両でパレードを行い、市民に火災予防に対する意識高揚を呼び掛けた。15日までの運動期間中、幼年・少年防火パレードや防火対象物・危険物施設などの立入調査、防災フェアなどを実施する。
同運動は、火災が発生しやすい時期を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図りながら▽火災発生の防止▽高齢者を中心とする死者の発生の減少▽財産の損失を防ぐ-ことを目的にしている。
全国統一標語は「無防備な心に火災がかくれんぼ」。重点目標は①住宅防火対策の推進②放火火災防止対策の推進③特定防火対象物等における防火安全対策の徹底④製品火災の発生防止に向けた取り組みの推進⑤多数の者が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底-となっている。
署員の服装などを点検する消防長点検、消防車両のクラクションやサイレンなどを点検する車両点検が行われた後、来間消防長は同運動の目的や重点目標などを強調した上で「運動期間中、市民に対し火災予防思想の普及を図っていこう」と訓示した。
この後、署員らははしご車やポンプ車などで宮古一円で広報パレードを実施した。