プレミアム商品券 未使用4774万円/商工会議所
利用は今月31日まで/使用済額3億5400万円
美ぎ島宮古島プレミアム商品券事業で、宮古島商工会議所(下地義治会頭)は26日までに、商品券の使用実績(11月末現在)を発表した。普通券など4種類を合わせた使用金額は3億5391万円。換金率は88%に達しており、消費喚起という事業効果が顕著に表れている。一方で未使用額は4774万円。31日の使用期限が迫る中、同所が年内利用を呼び掛けている。
事業主体の宮古島商工会議所によると▽普通▽指定特産品▽E3▽多子世帯-の各商品券を合わせた販売組数は5万8916組。商品券別では▽普通券4万9506組▽指定特産品2000組▽「E3」3709組▽多子世帯3701組-となっている。
このうち、最も販売組数が多い普通券は4万4895組が使用され、使用金額は2億9182万円に及んでいる。指定特産品は1140組が使用され、金額は1596万円、E3は3126組2188万円、多子世帯は3465組2426万円が活用された。
一方、未使用の組数と金額は普通が4611組2997万円、指定特産品が860組1204万円、E3は583組408万円、多子世帯は236組165万円となっている。
12月に入って使用率、換金率ともに上昇しているものとみられるが、商工会議所では「1000万~2000万円はまだ未使用ではないか」とみている。
使用期限が迫っているため、同所では24日に会見を開いて広く市民に年内使用を呼び掛けた。砂川恵助専務は「使用期限31日。この日を過ぎると、商品券は使えない。使用していない人は早めに使用していただきたい」と促した。
この事業は、国の地域消費喚起生活支援型予算を活用して実施した。普通商品券は500円券13枚つづり6500円分を1組5000円、E3と多子世帯は500円券14枚7000円分を1組5000円、指定特産品は1000円券14枚1万4000円分を1組1万円で販売。各商品券のプレミアム上乗せ額が補助金で賄われている。