頭も心もぽかぽかに
入院患者に手作り帽子贈る/宮総実ボランティア部など
宮古総合実業高校ボランティア部(宮平望美部長)、乳がん患者の会「まんま宮古」(深澤麗子会長)、がん患者を支援している「ゆうかぎの会」(真栄里隆代代表)の3団体は25日、タオルを使って作った帽子「ハッピーキャップ」53個を、宮古病院の入院患者に贈った。生徒たちが「暖かい冬を過ごしてほしい」と手渡すと、病院スタッフは「すてきなクリスマスプレゼントになります」と感謝した。
手作り帽子の寄贈は、化学療法を受けるがん患者がつらい治療を乗り越えてほしいとの願いが込められており、今回で4回目。帽子を通してみんなが幸せな気持ちになり、がん患者への支援の輪が広がっていくことも目的にしている。
帽子の材料となるタオルを集め、購入し、生徒たちが裁断。まんまの会とゆうかぎの会が縫って作成した。生活福祉科1年生がメッセージカードを、2年生はラッピングを担当。帽子への飾り付けは全員で行った。
贈呈式が宮古病院であり、代表して宮平さんが「入院中の患者さんたちに、暖かい冬を過ごしていただけたらと思います」と話し手渡した。
同病院看護部長の本村悠子さんは「毎年、患者さんたちに喜ばれています。大事に使います」と礼を述べ、お返しとして生徒たちにお菓子をプレゼントした。
手作り帽子は、汗を良く吸収し、汚れたら洗濯機で洗えるのが特徴。色や飾りにも気を使っていることから「かぶっているだけで気持ちが明るくなり、ハッピーになれる」(まんま宮古)という。