教育・文化 社会・全般
2016年2月25日(木)9:03
親族集まり祖先に感謝/旧十六日祭
後世の正月祝う
旧暦1月16日に当たる23日、市内各所の墓地は旧十六日祭(ジュウルクニツ)で墓参する家族連れが多く見られた。先祖の墓前に親族一堂が集まり、皆が元気であることを報告するとともに、今年1年の健康を願った。持参した料理などを墓庭に供え、後世(グソー)の正月を祝った。
この日は多くの事業所や店舗が終日または午後から休みとなった。この日のために島外などから帰省する人も多く、市内各所の墓地は、多くの供え物を手に訪れた家族連れでにぎわった。
久貝墓地団地の墓では、先祖の墓をきれいに掃除し、親族がそろうと、後生での金とされている紙銭(カビジン)を焼いたり、墓前に供え物をしたりして、感謝の祈りをささげた。
沖縄本島からこの日のために里帰りした娘を含む、親族9人で訪れていた伊良部まゆみさん(54)は「2人の新しい孫とお参りに来た。子孫も増えている。今年1年、皆が健康で過ごせますように」と願った。