結成20年を盛大に祝う/川満棒踊り保存会
活動充実へ新たな決意
川満棒踊り保存会(石嶺隆夫会長)の結成20周年を祝う記念式典と祝賀会が2日午後、下地川満の公民館で開かれた。地域住民多数が参加し、結成20年を祝いながら伝統芸能の保存・継承の誓いを新たにした。
川満棒踊り保存会は1995年10月14日、川満の若者を中心とする有志20数人で結成された。その後は敬老会や新春行事などの地域行事に参加してきた。97年10月には鹿児島県川内市で開催された九州地区民俗芸能大会に出演。初の県外演舞を成功させている。
式典で石嶺会長は「川満棒踊りを保存継承し、部落の伝統芸能の発展に寄与してきた」と会を支えた関係者に感謝。その上で「これからも誇りと自信を持って保存活動にまい進する」と話し、保存・継承活動の一層の充実を誓った。
来賓出席した下地地区地域づくり協議会の川満省三会長は「地域の皆さんの団結のたまものだ」と節目の20年を祝福。「これからも川満棒踊りの継承発展のために頑張ってほしい」と活動の充実を期待した。
この後、保存会活動を支えた関係者に感謝状や表彰状が授与された。
式典後の祝宴では川満棒踊りの「2人棒」や「5人棒」が披露された。参加者は大きな拍手を送って継承者の保存活動をたたえた。
被表彰者は次の通り。
【感謝状】下地八重子
【表彰状】松永恵茂▽川満武仁▽川満誠▽川満清次▽川満清光