完走願い花冠作り/トライアスロン大会
保育士25人が手作り
きょう17日に開催される第32回全日本トライアスロン宮古島大会に向け、毎年恒例となっている上位100人に贈られる花冠の手作り作業が16日午後、市総合体育館で行われた。市内の法人保育園で働く保育士25人がボランティアで参加し、シダにスターチスの花を編み込む花冠を丁寧に作り上げた。参加した保育士たちは出場する全選手の健闘を願って世界に一つだけの花冠を完成させた。
昨年は初めて伊良部大橋がコースになったが、悪天候でスイムのない「デュアスロン」になり、今年は伊良部大橋がコースとなって初の3競技が行われる予定で、アスリートたちはこれまで以上に過酷さを増したレースに挑む。
過去には完走者全員分の花冠を作っていたが、近年はシダの不足で100個に限定されている。
花冠作りでは、何度も参加している人は作業を手際よく進め、初めての参加者にも丁寧に作り方を教えていた。
参加者たちはシダをきっちりと編み込みながらピンク、黄色、紫のスターチスの花も一緒に編み込み、それぞれが思いを込めたオリジナルの花冠を完成させた。
初めての参加となる真壁輝さんは「初めてなので作業は難しいがとても楽しい。大会本番でアスリートたちには宮古島の魅力を感じながらレースを楽しみ、そしてゴールしてこの花冠を受けてほしい」と話した。
2回目の参加となる下地千春さんは「作り方を思い出しながら作業をしている。本当は完走した全員に花冠をプレゼントしたい。出場者全員の完走を願って丁寧に作りたい」と笑顔で話した。