高齢者向け給付金 25日から申請開始
65歳以上の低所得者対象/7200人に3万円給付
宮古島市福祉調整課では今月25日から申請がスタートする「65歳以上の高齢者向け給付金」(対象者1人につき給付額3万円)について、給付対象者に早期の申請を呼び掛けている。市で対象となるのは約7200人で、市では22日までに申請書を送付済み。申請期間は25日~7月29日(消印有効)まで。
給付要件は、前年度の簡素な給付措置(臨時福祉給付金)の対象者のうち、2016年度中に65歳以上になる市民。
具体的な要件は、16年度中に65歳以上になる人(1952年4月1日までに生まれた人)▽15年1月1日時点で市に住民登録(住民票)がある▽15年度分の市民税(均等割)が非課税で、課税世帯に扶養されていない▽生活保護を受けていない-となっている。
対象者は、市から申請書が届き次第、必要事項を記入し、必要添付書類を同封して直接、市(平良庁舎2階の福祉調整課)に提出するか、返信用封筒(切手不要)で郵送する。
同課では「前年度の給付金支給の際には書類不備による返信がかなり多かった。今回は申請書への記入、押印漏れや必要書類の添付忘れの無いよう入念に確認してほしい」と呼び掛けた。
必要添付書類は▽運転免許証や健康保険者証など本人確認書類のコピー▽受け取りの際に必要な銀行口座のコピー▽申請書に印字されている方の押印-となっている。
また、この給付金を装った振り込め詐欺や個人情報の搾取に対する注意喚起も呼び掛けている。
今回の給付金支給は、「一億総活躍社会」の実現に向け、高齢者世帯の年金を含めた所得全体の底上げを図る観点や、個人消費の下支えにも資することなどを目的に低所得者の高齢者を対象に実施する。