長寿大学(平良)が開講/講師に委嘱状
230人が三線など学ぶ
高齢者の生きがいづくりと社会参加を促進する平良地域の長寿大学が12日、平良老人福祉センターで開講した。今年度の受講者は230人。書道、大正琴、三線、舞踊の4クラスに分かれて月2回程度学ぶ。同日は各クラスの講師に委嘱状が交付された。各地区の長寿大学も順次開講する。
市社会福祉協議会が開く長寿大学は、60歳以上の高齢者が対象。仲間づくりの輪を広げるためのレクリエーションや各種教養講座を提供し、社会的孤立感の解消および自立生活の助長を図ることを狙う。
平良地域の長寿大学は平良本校で書道、大正琴、三線、舞踊講座を開く。舞踊は西原、久松、狩俣、池間の4分校でも行われる。
開講式で市社会福祉協議会の饒平名建次会長は「この長寿大学を通して、さらに豊かな教養を身に付けながら仲間づくりを進めてほしい」と呼び掛けた。
この後、饒平名会長が講座の講師に委嘱状を交付した。今年度の講師は書道が羽地英子さん、大正琴が砂川寿美さん、三線が波平重夫さん、舞踊は外間トヨさんと池田千香子さん、根間幸子さんが務める。
講師を代表して波平さんがあいさつし、「上手になるこつは、継続。何事も結果を出すためには継続することが大切」と話し、実りある講座に期待を込めた。
開講式には宮古島市の長濱政治副市長も出席し「仲間と切磋琢磨し、幅広い知識を身に付け、各地域で生かしてほしい」とする市長あいさつを代読した。