安心、安全保育に期待/光の園保育園が開園式典
「光の園(その)保育園」(伊志嶺勲理事長、下地玲子園長)の開園式典・祝賀会が14日、平良東仲宗根の同園で行われた。行政や保育関係者、地域の人たちなど約100人が出席。子供たちの自立心を育むとともに、地域に根差した安心、安全な保育園に期待した。
同園の前身、中央保育園は1978年に平良キリスト教会付属として開園した。2016年4月1日からは、社会福祉法人グロリア福祉会光の園保育園として認可され、新たなスタートを切った。現在は0~4歳児までの計61人が通っている。
式典であいさつした同園の伊志嶺理事長は「神様に守られ、祝福され、光の子供として輝かしい成長を続ける」とした園の名称の由来を紹介。その上で「愛に生きる人間として巣立っていける保育園を心掛けていきたい」と決意を表した。
来賓祝辞で下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は、「保育園は豊かな心身の発達や人間性、社会性の形成に重要な役割を果たす」と述べ、市としても待機児童の解消や、子育て支援拠点の整備、良質な保育環境の提供に取り組んでいく考えを示した。
設計や建築に携わった都一級建築設計事務所の垣花正昭代表、佐平建設の佐平八十男代表に感謝状と記念品が贈呈された。
引き続き祝賀会が開かれ、園児や園児の祖母、職員らが余興を繰り広げ、幕間には乾杯の音頭で大いに盛り上がった。
新しい建物は鉄筋コンクリート2階建て。敷地面積714平方㍍、延べ床面積は457平方㍍。
事業費総額は、県の安心子ども基金事業補助金や市補助などを受け約1億3400万円。