「いい歯で健康に」/宮古地区デンタルフェア
正しい歯磨き学ぶ/親子連れでにぎわう
歯と口の健康週間(6月4~10日)にちなみ28日、第32回宮古地区デンタルフェア(主催・県歯科医師会、主管・宮古地区歯科医師会)が市中央公民館で開催された。ブラッシングコーナーでは、正しい歯磨きの仕方を子供たちに指導したほか、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士らが歯の健康にかかわるそれぞれの仕事を紹介。子供たちは未来の自分に健康な歯を残そうと各コーナーで紹介される内容を学んだ。
同フェアは「健康も楽しい食事もいい歯から」をテーマに行われ、会場にはブラッシング、顕微鏡、フッ素、KIDSの各コーナーが設けられた。
顕微鏡コーナーでは、子供の口腔(こうこう)内で虫歯の原因菌が動いている様子などを映像で紹介し、うがいや歯磨きの習慣の大切さを歯科衛生士が説明していた。
また、義歯を作成するコーナーでは、歯科技工士が石こうを使って作成する工程を、子どもたちが体験した。
宮古地区歯科医師会の我如古充会長は「このフェアは毎年、歯にまつわる仕事をしている人たちが日常どういった仕事をしているのか紹介しながら、歯の健康を呼び掛けている。きょうはロボットのペッパー君も来ているので楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
歯ブラシの指導を受けた白子りょうさん(南小2年)は「毎日歯ブラシしているけど、きょうは教えてもらって勉強になった」と話した。
母親のつかささんは「毎日、仕上げ磨きをしているがきょうはいろいろ教わることができ、良かった。今後の仕上げ磨きに生かしたい」と語った。
ソフトバンクが販売する感情を持ったパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」も会場に訪れ、子供たちの人気者になっていた。