発行機をAコープ城辺に設置/土地改良区
農業用給水施設用メダル
宮古土地改良区は、これまでは土地改良区事務所のみで発行していた農業用給水施設のメダル式自動給水システムで使用するメダルを機械で発行する「メダル貸し機」1台を7日、城辺比嘉のAコープ城辺店入口に設置した。
給水施設は従来、現金を投入して利用していたが盗難被害が相次いだことから、土地改良区は今年4月からメダル式自動給水システムを導入した。しかし、土地改良区まで行かなければメダルを入手できないことから、農家から改善を求める要望が挙がっていた。そこで今回、スプリンクラーがまだ整備されていないほ場が多い城辺地区に「メダル貸し機」の設置を決めた。
メダルは1枚20円。発行数は5枚単位で、1回の上限は25枚まで。メダル1枚で500㍑の水を使用することができる。今回の機械設置に合わせ土地改良区ではオリジナルメダルを作成した。
上限を設定した理由について担当職員は、一度に多くを入手して使わずに手元に置いておくとメダル不足となり、必要な人が利用できなくなる恐れがあるためと説明。必要な枚数だけ入手するよう協力を呼び掛けた。