久々の再会に笑顔/城辺中18期有志
那覇で恩師を囲む会
【那覇支社】城辺中18期卒業生らが、このほど浦添市で在校時の恩師2人を囲む会を開催した。会には宮古から2人、本土からも1人が駆け付け、後輩たちを含め15人ほどが参加。恩師との久しぶりの再会に、卒業生たちは満面の笑みを見せていた。全員で校歌を合唱したり、昔話に花を咲かせたりして、再会の時間を楽しんだ。
参加した元美術教師の垣花義夫さん(86)は「生徒たちが卒業したのは1965年。当時の生徒は学校、先生のために『エンヤコーラ』と協力的だった。今ではみんな、貫禄が備わって頼もしい。このような会は、元気と喜びを分かち合う良い機会。声を掛けてもらって感謝感激」とうれしそうに話した。
国語教師だった当真(旧姓平良)和子さん(73)は「自分は、皆さんと52年ぶりに会う。大学を卒業して城辺中に教師として行き、半年だけ補充で働いた。その時のことを覚えていてくれて、今日は参加できた。みんな面影がある」と笑顔。生徒たちが、当時は珍しかった救急車を見るために授業中の教室から抜け出してしまったことなど、当時を懐かしそうに振り返っていた。
この会のために神奈川県川崎市から駆け付けた池間利博さん(67)は「先生には大事にしてもらった。喜んで来た。沖縄・宮古は良い。いつまでもこういうふうに結びつきが強いから」と語った。
会を主催した宮古島市の友利光徳さん(66)は「当時は僕らは14歳。今でも、先生たちとの気持ちが変わらないのは確か」と話した。
そのほかにも「学校で牛を養って、それを売って修学旅行に行った」「牛の餌になる草を当番で学校に担いで行った」などの思い出話が出るなど、参加者たちは旧交を温めた。