カツオの解体を体験/宮古島保養プロジェクト
福島の保養家族が挑戦
東日本大震災の被災家族を宮古島に招き、保養の場や環境などを提供する、第4回うむい宮古島保養プロジェクト満月」で島を訪れている一行約50人が29日、伊良部島の佐良浜漁港でカツオの解体の体験や鰹節工場の見学を行い、楽しい一時を過ごした。
この日は保養プロジェクト3日目。プログラム開始前に伊良部漁業協同組合の漢那一浩組合長が「佐良浜漁港のカツオの水揚げは県内の7~8割を占めるといわれている。きょう(29日)は魚に触って、さばいて、食べて、良い思い出をつくってほしい」とあいさつした。
一行は2グループに分かれ、カツオの解体とカツオ工場見学を交互に行った。カツオ解体前に、漢那組合長が「カツオの目に指を入れ、しっかりと掴む。指が入りにくいときは少し切り込みを入れると良い」などと指導した。
福島県福島市から娘の悠莉さん(8)と参加した野田克也さん(34)はカツオの解体に挑戦。普段から料理は好きな方という野田さんだが「ヌルヌルしていて、結構難しいけれど、やってみると楽しい」と挑戦していた。そばで見ていた悠莉さんは「お父さん結構上手にやっている。こんなにできるとは思わなかった」と感心していた。