社会・全般
2016年8月12日(金)9:04
シクンシの花鮮やかに咲く/伊良部仲地の庭先
伊良部仲地の上里昌誠さん(56)宅の庭先にシクンシ(シクンシ科)の花が鮮やかに咲き誇り、観賞に訪れる市民や観光客らの目を楽しませている。上里さんは「訪れる多くの人が『何という花ですか?』と質問するので、紙に『シクンシ』と書いて見やすい場所に飾ってある。観賞は歓迎です」と笑顔で話した。
この植物は漢字で「使君子」と書く。古くから成熟果実は薬用とされてきた。「使君子」には「天使から使わされた使者のような薬」という意味があるようだ。
インド南部などが原産で、常緑のつる性植物。花は下向きに垂れて咲く。開花初めは白色で、その後ピンクに変わり、真っ赤に染まる。
上里さんは「毎年美しい花を咲かすので、妻と一緒に楽しみながら観賞している。気持ちが爽やかになる」と誇らしげに語った。