歩道、下水道の整備を/西里通り
商店街振興組合 街づくり事業を県に要請
【那覇支社】西里大通り商店街振興組合の羽地昇子理事長は12日、県庁に浦崎唯昭副知事を訪ね、西里通りに歩道を設置することや地区開発などを柱とする道路整備事業・街づくり事業について翁長雄志知事への要請文を手渡した。
要請文では、西里通りが大型スーパー進出などの影響で賑わいを失っていることや、歩道や下水道の整備も遅れていることを強調。その上で、宮古の地域特性を活かしつつ商店街を活性化させたいとした。
具体的には①西里通りは幅5㍍の車道と幅2㍍の歩道を備えたコミュニティー道路とすること②下水道の整備と電線地中化③地区開発や諸改修などを行う魅力ある街づくりを要望した。
浦崎副知事は、「電線地中化は県の大きな柱なので進めていると思う。下水道の整備も問題ないのではないか」と応じた。また、同席した県の宮城理土木建築部長は「コミュニティー道路の必要性は認識しているが、道路だけの整備は費用対効果などを考えると難しい。要請の③のように(西里通りの開発を)面的にどう進めれば事業性が高いのか、街づくりにとって一番良いのか検討をお願いしたい」と述べた。
その上で宮城部長は、「道路だけでなく建物を含めた開発手法として地区計画を立てるのか、区画整理事業でやるのかなども議論してほしい」と、より具体的な検討を求めた。
羽地理事長は要請後、記者団に対し、「テーマパークのような商店街を作りたいと考えている。県や国の力も借りていきたい」と話していた。