社会・全般
2016年9月16日(金)9:05
子供たちが踊って厄払い/シーシャガウガウ
「十五夜」(旧暦8月15日)の15日夕、平良地区では子どもたちが手作りの獅子(方言名・シーシャ)で獅子舞を踊る「シーシャガウガウ」の光景があちこちで見られた。踊りながら厄払いをして大人たちから小銭や菓子の褒美をもらう、十五夜恒例の行事で、観光客も「可愛い」と大喜びだった。
手作りで個性豊かなシーシャをかぶり、「シーシャーガウガウ、商売繁盛」などと口々に叫んで、家々や事業所などを回り即席の踊りを披露。踊り終わると獅子の口をぱっくりと開けて褒美をねだった。
棚原凛さん、川満るねさん、川満千亜妃さん(共に小学5年生)は、西里通りでシーシャガウガウを披露。棚原さんの妹ゆわさん(6)が作ったという段ボール箱の顔と、紙コップの目を付けたシーシャで観光客の笑顔を誘った。
棚原さんは「運動会の練習が忙しくて、シーシャーガウガウの練習はしなかった」とぶっつけ本番だったが、道行く人たちからは「面白い」「上手」と評判だった。
目標額は2000円で「妹の誕生日プレゼントを買いたい」と話した。