運動とおしゃべりで健康に/加治道でお年寄りが集い
地域の高齢者に公民館へ集まってもらい、体を動かしたり参加者同士での「おしゃべりタイム」を持つことで、心身ともに健康になってもらおうという集まり「結の会」が6月から加治道で行われている。その4回目が18日、加治道公民館で開かれ、約30人が参加し、楽しい一時を過ごした。
「結の会」は市の事業で高齢者の介護予防や閉じこもり予防などを目的とする「通いの場事業」の一環として、毎月第3日曜日に実施されている取り組み。参加者たちは、高齢者リーダー養成講習会を修了した下地達男さんの指導の下、童謡などに合わせ手遊びや腕、首などを動かす運動で体をほぐした。
「おしゃべりタイム」では用意された飲み物と天ぷらを味わいながら会話に花を咲かせた。
今回は三線教室生徒4人による民謡ショーも行われ、参加者たちを宮古民謡で楽しませた。
参加者からは「参加すると普段会えない人に会えるので楽しい」や「喜びや楽しさを感じることができるので来ている」、「開催回数をもっと増やしてほしい」などの感想が聞かれた。
下地さんは「普段は高齢者が集まる機会は少ない。引きこもりをなくすために開催している。参加者からは楽しいと言われている」と語った。今回、参加した加治道自治会の仲間弘会長は「高齢者は家に閉じこもっては良くないので、こういう取り組みはありがたい。みんなで集まっておしゃべりや体操を楽しんでほしい」との考えを示した。