安全安心な地域に/パレードで防犯意識高揚図る
全国地域安全運動
2016年全国地域安全運動(11~20日)宮古島地区出発式(主催・宮古島署、宮古島地区防犯協会)が安全・安心なまちづくりの日の11日、宮古島署で行われた。県、宮古島市など関係機関から約80人が参加して、安全安心な地域づくりの重点活動や、関係機関、団体との連携を確認した。出発式後、青色回転灯を装備した車両などで、市内をパレードし、防犯意識の高揚を図った。
宮古島署の大城辰男署長は「ぜひこの機会に防犯や少年問題について関心を高め、地域安全活動を実践してほしい」と安全で安心して暮らせる宮古の実現に協力を求めた。
宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は「この運動がより多くの地域住民の共感と参加のもと、住民総ぐるみの運動となることを期待している」とあいさつした。
長濱政治副市長は「地域の安全安心は地域で守る。その雰囲気を醸成することは重要」と述べ、下地敏彦市長のあいさつを代読した。
県宮古事務所の久貝富一所長は「犯罪を防ぐには、日ごろからの防犯に常に関心を持つことが重要。その意味でもこの出発式は有意義」と述べた。
同協会の真壁寛樹副会長が「地域ぐるみの安全運動を実践し、安全で安心できる宮古かぎすまづくりに努める」と宣言した。
同署管内の刑法犯認知件数は過去最高だった2002年の792件から、15年は370件と約53%減少しているが、自転車盗や子ども女性を対象とした声掛け事案、つきまといなどが発生している。
同運動は防犯協会はじめ、県、市などの関係機関、団体が相互の連携を図りながら、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を図ることなどを目的に実施されている。