自治会の活動拠点へ/長間公民館落成式典・祝賀会
城辺の長間自治会公民館が完成し29日、同公民館で来賓や関係者、地元住民らが参加しての落成式典と祝賀会が開かれた。公民館改築期成会の下地明会長は式辞で「新公民館を自治会の活動拠点として利活用し、地域住民の親交を一層深めていきたい」と喜びと決意を述べた。
新公民館は旧公民館の隣に建設。敷地面積939平方㍍。建築面積224平方㍍。床面積は161平方㍍。総事業費は3900万円で、市の補助金2000万円。自治会負担金は1900万円だった。
下地期成会長、下地敏彦市長、垣花健志副議長、伊良皆孝自治会長らがテープカットを行った。
同自治会は1725年に大神島から72人が移り住んだことが始まりといわれている。
旧公民館は1969年9月に建設され、約半世紀にわたり地域行事や交流の拠点として利活用されてきたが、老朽化が進み、建て替えが喫緊の課題となっていた。
下地会長は式辞で、自治会の歴史や公民館建設までの経緯を述べ「新公民館は次の歴史を担っていく役割を果たしていく場所である」と訴えた。
式辞を述べた下地市長は、新公民館が地域コミュニティ施設としての役割を担うことや▽災害時における避難場所▽青少年の健全育成▽高齢者の健康増進▽地域住民の福祉の向上-につながると強調。「新公民館を拠点として、長間自治会がさらなる発展を遂げることを期待する」と話した。
伊良皆自治会長が、公民館建設事業の経過を報告。下地会長が工事に携わった企業や高額寄付者らに感謝状を贈呈した。
引き続き祝賀会が行われ、子供会や婦人会、老人クラブのメンバーらが趣向を凝らした踊りを披露。民謡ショーや歌謡ショーなども繰り広げられ祝賀ムードに湧いた。