歳末商戦が本格化/市内の大型スーパー
お歳暮・正月準備でにぎわう
2016年も残すところ、あと3日。市内の大型スーパーでは28日、年内では最も需要が伸びる歳末商戦が本格化し、お歳暮用ギフトや正月用の門松、盛り花、切り花などを買い求める客でにぎわった。歳末商戦ピークは30、31日で、迎春ムードに包まれる。
大型スーパーでは、お歳暮定番のお米、酒類・ビール類、ツナ缶などのコーナーを設けて対応。買い物客らは、ショッピングカートいっぱいに買い込んでいた。
おせち料理用コーナーでは、宮古島産かまぼこ、県外産のカズノコやイクラなども人気を博し売れ行きは好調。鏡もちセットには大小のサイズがあり値段は約300~5000円。
正月飾りとして人気の高い門松の売れ筋は「大」サイズ。平良から訪れた60代の男性は、床の間と玄関に飾る門松をセットで買っていた。
果物コーナーでは、九州産や四国産のミカンなどがずらり並ぶ。辺りに香りが漂い、親子連れや若い女性たちでにぎわっていた。
ある大型スーパーでは、母と娘(中学3年生)の2人がお歳暮用のお米をまとめ買いしていた。母は「これから本家や親せきの家にお米を届ける。今年もお世話になったので、お米は感謝の気持ち」と笑顔で話した。店長は「全体的に好調な売れ行き」と語り、年末の売上高の伸びに期待を込めた。
きょう29日からは、お歳暮や正月用品を買い求める客で慌ただしさが増しそうだ。