サバニこぎは快感/佐良浜
北海道から南国体験ツアー
漁師町に触れる体験ツアー一行が6日、伊良部島の佐良浜を訪れ、サバニこぎなどを楽しんだ。
県内でも代表的な漁師町として知られる佐良浜地区を訪れたのは、北海道の学校の教職員互助会とその家族ツアー37人で、旅行あっせん業のプラネット・フォーと伊良部漁協がタイアップした。
冬場には珍しい好天に恵まれた一行は「まるで北海道の夏みたい。これは泳げますね」と南国を実感した様子で笑顔いっぱい。
佐良浜漁港内で地元漁師たちの手ほどきでお目当てのサバニこぎを体験。ライフジャケットをまといサバニに乗り込んだ面々は、心地よい潮風に顔をほころばせながらかいをにぎり、港内をこぎ進んだ。掛け声とかいさばきが合わないシーンもみられたが、初めてサバニ漕ぎを体験したという小学4年の清水凪くんは「思ったよりうまくこげました。楽しかったです」と笑顔で感想。他のメンバーも口々に「海の上を進むのは快感ですね。身も心もリフレッシュできました」「漁師の技と力が良く解りました。すごいですよ」と満喫した様子で語っていた。
その後一行はアーサ汁や刺し身など新鮮な地元の海の幸に舌鼓を打つなど、南国漁師町でのひと時を心ゆくまで楽しんだ。
案内したプラネット・フォーの中村良三代表は「天気にも恵まれ良かったです。参加した皆さんにも喜んでいただけましたし、これからも地元の皆さんとタイアップしていただきながらツアーを続けていきます」とツアーの成功と継続を語っていた。