社会・全般
2017年1月20日(金)9:04
170万円超えに大歓声/肉用牛17年初競り
上地さん「最高のスタート」
19日に開かれたJAおきなわ宮古家畜市場の2017年初競りで、上野の上地良淳さん(60)が生産した子牛が県内最高額の173万9880円を付けた。上地さんはその場で踊って喜びを表現。「牛を始めて36年になるけど、こんなに驚いたのは初めてです」と興奮した様子で話した。
初競りの1番牛として上場された上地さんの牛の名は「大海大翔」。父に美津照重、母の父に北仁、母の祖父に平茂勝という高値が付く掛け合わせで初めて1番牛の座を射止めた。
競りが始まると、競り値を示す掲示板の数字はぐんぐん上昇。あっという間に100万円を超えた。110万、120万、150万…。止まらない数字の上積みに市場は沸いた。
上地さんは「県内トップの価格は誇り。びっくりしたけど本当にうれしい」と満面の笑み。「今年は規模拡大を図る年。最高のスタートが切れた」と喜んだ。
その1番牛を引いたのは下地敏彦市長。「びっくりした。まさかあそこまで上がるとは」と驚き、「本当にありがたいこと」と、県内最高額で買い付けた購買者に感謝を込めた。