最高賞に池間さん宅/緑の街角賞
配樹、手入れで高評価/5個人・1団体表彰へ
市民の庭造りを評価して緑豊かな街づくりを進める第34回「緑の街角賞」(主催・宮古島市市民運動実践協議会グリーン部会)の審査結果の発表が28日、市みどり推進課であり、最高賞の「緑の街角賞」には伊良部池間添の池間幸弘さんの庭が選ばれた。バランスの取れた配樹や、手入れの行き届いた庭づくりが高く評価された。池間さんを含む6個人・団体の表彰式は来月17日に行われる。
審査は先月4日と18日に行われた。グリーン部会のメンバーが約30件を審査して各賞を選んだ。
緑の街角賞を含め固定3賞となる緑化推進賞は伊良部長浜の知花信夫さん、植栽美化賞は平良東仲宗根の前泊益子さんが受賞。緑の塀賞には上野新里の来間邦三郎さんの庭が選ばれた。
緑化努力賞は平良西原の長田トヨ子さん、公共美化賞は細竹自治会だった。
最高賞の緑の街角賞に選ばれた池間さんの庭は、手入れがしっかりと行き届いたリュウキュウマツやクロキ、ハマシタン、シャリンバイをふんだんに活用。優れた配樹と樹木それぞれのボリュームが庭全体に立体感を生み出している。
審査の結果を発表したグリーン部会の友利吉博部会長は「庭造りのセンスを感じさせる」と絶賛。「全体的に手入れが良く、緑の街角賞として十分な評価に値する庭づくりだ。センスがある」と高く評価した。
池間さんは2012年度にも特別賞を受賞。今回は格上げで大賞に輝いた。
緑化推進賞の知花さんの庭は、ボリューム感たっぷり。シャリンバイやリュウキュウマツ、アジサイ、ブッソウゲで庭を彩った。
植栽美化賞の前泊さんの庭も手入れに優れる。女性ながら高木の玉造りも自分で担当するという。庭造りの努力がうかがえた。
表彰式は来月17日に市内で開く。4月に受賞者宅見学会を予定している。