初めての雪に大喜び/佐良浜小
海自が青森から輸送
那覇の海上自衛隊第5航空群は16日、青森県に所在する海上自衛隊第2航空群から輸送機で運んできた雪160㌔を佐良浜小学校(前泊清校長)にプレゼントした。児童111人は、手に雪を乗せたり、雪を強く握ったりして感触を味わい「雪だ。冷たい」と歓声を上げていた。
同第5航空群は1994年度から県内の小学校などに雪を寄贈し、今回で7回目。毎年、那覇の北方、約3000㌔離れた青森県から輸送機を使って輸送している。今年の往復時間は約6時間半。久松五勇士の会(粟国恒広代表)が全面的に協力した。
雪が運動場に敷かれたブルーシートに広げられると、子どもたちは手に取って喜びを爆発させた。
同第5航空群司令の大西哲さんは「同じ航空群部隊が青森県にあり、そこから雪を取って来ました。また機会があったら、いろんなお話をしたい」と話した。
全1年生が「遠くから雪を運んで来て、ありがとうございます」と礼を述べた。
4年生の国頭明花さんは「初めて雪に触った。冷たくなり、手の感覚が無くなるようになっていた」と感想を話した。
同第5航空群は、児童たちに自衛隊のキャラクターシールと紙製の帽子を贈り喜ばせた。