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社会・全般
2017年2月27日(月)9:02

プロボクサー比嘉選手を激励/宮古島応援会

世界王者の誕生に期待


世界戦に向けた激励会で抱負を語った比嘉選手(右から2人目)。右は野木トレーナー。(左から)一緒に合宿を行っている大湾、木村、長濱の3選手=25日、市内飲食店

世界戦に向けた激励会で抱負を語った比嘉選手(右から2人目)。右は野木トレーナー。(左から)一緒に合宿を行っている大湾、木村、長濱の3選手=25日、市内飲食店

 プロボクサー、比嘉大吾選手(白井・具志堅スポーツジム、浦添市出身、宮古工業高校卒)の世界タイトル戦に向けての激励会が25日、市内の飲食店で行われた。比嘉選手は現在、東洋太平洋フライ級王者で世界ボクシング評議会(WBC)同級3位。今年は世界タイトルマッチへの挑戦が予定されている。激励会には比嘉選手の親戚や友人、ボクシング関係者らが大勢参加し、「比嘉選手の第2のふるさとである宮古島から、世界チャンピオンを誕生させよう」と、乾杯などで気勢を挙げた。

 比嘉選手は、世界戦に向けた第1次合宿のため今月20日に宮古入り。走り込み中心のトレーニングを実施している。

 「世界タイトル戦への挑戦」と題した激励会は、白井・具志堅スポーツジム宮古島応援会(下地恵茂会長)が主催。野木丈司トレーナーや、一緒に合宿を行っている同ジム所属で全日本フェザー級新人王の木村吉光選手、両親が宮古島出身でミドル級日本ランキング6位の長濱陸選手、今春、高校を卒業して同ジムに入る大湾硫斗選手も参加し、合宿の成果や今後の試合に向けての抱負などを語った。

 比嘉選手は「宮古には3年間しかいなかったが、ボクシングを通していろいろな人とのつながりができた。今の自分があるのは周囲の人たちのおかげ」と関係者に感謝した上で「世界チャンピオンになって恩返しができればと思う」と抱負を語った。

 主催した宮古島応援会の下地会長は、比嘉選手がこれまで行った12戦すべてをノックアウト(KO)で勝っていることを紹介し「さらに記録を伸ばし、日本ボクシング界に歴史を刻んでほしい」と期待。「大吾が世界チャンピオンになる日は近い」と参加者らにさらなる応援を呼び掛けた。

 宮古合宿は27日までで、野木トレーナーは「すべてが順調」と話し、比嘉選手は「宮古合宿を生かして、世界戦では一発で(ノックアウト)勝利をしたい」と語った。

 現在、WBCフライ級王座は空位。このため、王座決定戦が3月に同級1位と2位の選手で行われ、その勝者と比嘉選手が対戦することが見込まれている。


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