社会・全般
2017年3月31日(金)9:04
海の幸求め潮干狩り/各地で浜下り
宮古の伝統行事「サニツ(浜下り)」が、旧暦3月3日に当たる30日、宮古島各地の浜で行われた。家族連れらが、午後3時ごろの干潮で干上がった浅瀬やサンゴ礁で、新鮮な海の幸を求めて潮干狩りなどを楽しんだ。
この日の日中の最高気温は25・7度(午後2時25分)と夏日。風も南の風4~5㍍と絶好の「サニツ日和」になった。市民らは池間島や大浦湾などの干潟やサンゴ礁に足を運び、子どもたちは貝やカラフルな小魚を見つけ、歓声を上げていた。
池間島の西側のサンゴ礁には家族連れらが浜下りし、潮干狩りを楽しんでいた。
この日の干潮時刻は午後2時58分。大浦湾では祖母と一緒に来ていた男の子が、潮が引くのを待ちきれず、波打ち際で遊んでいた。
サニツ(浜下り)は旧暦3月3日に海浜に出かけ、特に女性が手足を海水に浸して身を清めて健康を祈願する伝統行事。干潮時には、海浜や干瀬が最も広がるため、海岸に出かけて潮干狩りなどを楽しむ。