初夏彩るビーチ婚/下地前浜
美しい海辺、カップルに人気
宮古島の美しい自然をバックボーンに結婚式を挙げるカップルが近年増えつつあるが、17日にも下地の前浜ビーチで一組のカップルが結婚式と祝宴を挙行、南国の初夏に彩を添えた。
国内でも有数の美しいビーチとして知られ、このほど海開き宣言も行われたばかりの前浜ビーチで式を挙げたのは、神戸市からやってきた早川美八さんと直子さんのカップル。前浜について早川さんは「2~3回訪れる機会もあって、美しさにほだされ挙式するならここだと決めていました」という。これに直子さんや両親も賛同。加えて式案内に応えて神戸市から家族を伴った70人近い友人たちが大挙して来島。
「気軽な服装で」という案内もあって全員がビーチウエアまがいのカラフルなウエアで参列。映画のワンシーンでも見るかのような華やかの光景に、新婦の父・高羽明さんは「このような軽装での参列は初めてです。こういう時代なんですね」とカップルの門出に目を細めていた。
一方、新郎の母・スエ子さんは「私は石垣島出身ということもあって宮古島にも友人もおり、息子たちがこの場を選んだことに感激しております」と感慨深げに語っていた。
そして神父の「みんな乗ってるかい」に全員が「イエ~イ」と応えるなど、ビーチ婚は終始華やいだ雰囲気で、コバルトブルーの海と白い砂浜同様に、南国の初夏に華を添えていた。