辺土名さんら功労表彰/推進会議
「安全なまちづくり」に貢献
【那覇支社】ちゅらうちなー安全なまちづくり推進会議(会長・翁長雄志知事)の「2016年度功労者等表彰式」が16日、県庁で行われ、宮古地区から個人功労で辺土名忠志さん(55、平良島尻)、団体功労で宮古島地区防犯協会池間支部(松川浩代表)と宮古保護区保護司会(普天間裕会長)が表彰された。
同表彰は、犯罪のない安全安心な沖縄県の実現を目指して推進する「ちゅらさん運動」に年間を通して取り組み、顕著な功労があった個人・団体に贈られる。
翁長知事(代読・浦崎唯昭副知事)は「皆さんの活動が多くの県民に広がり、地域の自主的な防犯活動がさらに強化されることを願うとともに、今後とも各地域において、ちゅらさん運動を推進するよう期待したい」とあいさつした。
表彰を受けて、辺土名さんは「地元だけでなく宮古全体の活動にも全員で積極的に参画しているのが評価された結果であり、私が代表していただいた。みんなで喜びを分かち合いたい」、松川さんは「地域の方々の理解や協力のおかげであり感謝したい。この賞を励みに、今後も地域が安心して安全に暮らせるように、みんなで頑張りたい」とそれぞれ喜びを語った。
辺土名さんは04年に島尻パーントゥ支部を結成し、初代支部長。学校や地域住民と共に、朝のあいさつ運動や学校周辺のパトロールなど地域の安全活動や青少年の健全育成活動を実施し、防犯活動に貢献している。
池間支部は09年に結成。部員15人で夏・冬休みなどでの防犯パトロールや各小・中学校正門前での朝のあいさつ運動、通学路の安全点検、暗がり診断、青色回転灯車両での広報活動などを実施している。
宮古保護区保護司会は1974年に設立され、現在会員は40人。宮古島市の全中学校正門前での朝のあいさつ運動、「深夜はいかい防止」・「未成年飲酒防止」市民大会やパレード、街頭指導への参加などを推進している。