サガリバナ並木彩る/平良添道
香りと美しさで魅了
平良添道のサガリバナ群生地をライトアップする宮古島環境クラブの第6回「添道サガリバナ夜のお花見」が23日に始まった。初日から多くの市民や観光客が訪れ、夜に花を開き、周囲に甘い香りを漂わせるサガリバナを観賞した。訪れた人たちはライトアップされた幻想的な空間で夜咲き誇るサガリバナを満喫した。ライトアップは来月2日までの10日間。
サガリバナは夜になって咲き始め、朝になるとその花を落とす。今が開花の時期で、毎年多くの市民や観光客が訪れて一晩しか咲かない美しくもはかないこの花に魅了されている。
ライトアップは、宮古島の自然と環境に理解を深めてもらおうと宮古島環境クラブが企画。昨年は10日間で5617人が訪れた。
群生地は、平良西仲宗根にある福祉施設「ふれあいの里」を右手に見て北向けに進行、左の脇道に入って案内に従いながら進めばサガリバナ並木に着く。
甘い香りに包まれた並木道で、訪れた人たちは5~10㍍ほどの木から地上に垂れ下がるように咲くサガリバナの花に見入っていた。
東京から観光の途中で訪れたという大浦由紀子さんと上野智美さんは「群生したサガリバナを見るのは初めて。とても幻想的で想像していたよりも美しいので感動している」と笑顔で話した。
期間中のライトアップは毎晩午後7時30分から同9時30分まで。問い合わせは同クラブの下地さん(電話080・1773・1080)まで。