社会・全般
2017年8月5日(土)9:03
優れた飛翔力
渡り鳥オオアジサシ/佐良浜漁港
東南アジアなどから夏の渡り鳥として飛来するオオアジサシ(カモメ科)の3羽が4日、佐良浜漁港で確認された。長距離と飛翔力に優れ、上空を速い速度で旋回しながら風景を彩っていた。
今年5月に12年ぶりの改訂で発刊された『改訂・沖縄県版レッドデータブック第3版』では、オオアジサシは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険性が増大している種)に指定された。
同漁港には毎年飛来する常連客。夏季を告げる海鳥として、漁師や住民らは温かく見守っている。
オオアジサシ 頭上は黒く、休んでいる時の後頭のぼさぼさした冠羽が特徴。飛翔中の髪は整って見える。黄色いくちばしは細くて長い。目の下から首、胸などは白い。成鳥は全長43~53㌢。