城辺で494㍉の降水量/台風18号
9月では観測史上最多
非常に強い台風18号は13日から14日にかけ、宮古島地方を暴風域に巻き込み、激しい風雨が続いた。この雨で、市内の道路や畑などいたる所が冠水し、道路では立ち往生する車も見られた。
台風の影響で13日、城辺新城の観測点で1日494㍉の降水量を観測した。9月としては同観測点で最も多い降水量となった。また、午後5時には1時間に74㍉の非常に激しい雨を観測した。
下地島(下地島空港)を除き、宮古島(気象台)で452㍉、鏡原(宮古空港)で376㍉を観測し、いずれも9月として最も多い値を観測した。下地島は378㍉で9月として2番目に多かった。
宮古島地方気象台は13日午後4時に大雨警報(浸水害)を発表、大雨警報(土砂災害)を発表した。浸水害は14日午前4時28分に解除されたが、土砂災害は14日午後6時現在、継続している。
同気象台は14日午前0時50分、宮古島気象情報29号で「宮古島市では50年に1度の記録的な大雨となっているところがある」と発表した。この気象情報は警報や注意報の内容を補完するために発表している。同気象台は、避難指示や避難勧告等の判断に資するため、対策本部長を務める下地敏彦市長にホットラインで連絡した。