「宮古島が大好き」/千葉県の網田さん夫婦
27年間で約50回来島/トライ大会が縁
50歳の時に宮古島に初来島し以後27年にわたり約50回も来島している「宮古島大好き」の夫婦がいる。
千葉県に住む網田光雄さん(77)と栄子さん(75)夫婦は、光雄さんの友人で大学の後輩に当たる宮古島出身でJTA宮古支店に勤務していた砂川勲さんの招きで初めて来島した。
その時に、宮古商工会議所青年部の人たちと知り合い、全日本トライアスロン宮古島大会の話で盛り上がり、網田さんは大会への出場を決意したという。しかし経験ゼロなため、まずマラソンの練習として那覇マラソンに出場、3年連続完走した。千葉市稲毛区の稲毛インターナショナルトライアスロンクラブに入りスイムの練習を重ね54歳の時、念願の宮古島大会に初出場、制限時間9分前にゴールし完走を果たした。
以後64歳まで10年間、連続出場を果たしたが、その間、事前練習や経営する会社の慰安旅行、金融関係のゴルフ同好会のメンバーを引き連れ、年に2回から3回、宮古島に来島し地元の知人と交流を深めた。
網田さんが出場すると家族も来島、宮古の大勢の知人も横断幕を掲げて応援しにぎやかにゴールした。
宮古島大会に年齢制限で出場できなくなると、ショートトライアスロンに切り替え、石垣島大会にも3回出場した。72歳の時は日本トライアスロン連盟主催大会の70歳~74歳の部で1位となり、ニュジーランドで開催された世界選手権にも出場するなど宮古島大会で始めたトライアスロンにのめり込み、世界大会出場まで上りつめた。
また、所属する稲毛トライアスロンクラブにはオリンピック選手もおり、網田さんもシドニー、ロンドン、北京オリンピックに会場入りして応援した。
今回は11月20日から23日まで市内ホテルに滞在し宮古観光を楽しんだが、来年6月には栄子さんの友人3人を加えて来島する予定。「宮古島には多くの友人もできた。千葉から多くの方を引き連れ来島し多くの思い出もできた。宮古島に来るとほっとする」と語り、今後とも宮古島通いは続きそうだ。