ワンダフルな戌年に/吉田さん夫妻
憧れの宮古に柴犬と移住
憧れていた宮古島に、柴犬とともに夫婦で移住した。昨年は長男が誕生。今年は第二子が生まれる予定だ。不安もあったが、住んで見ると自然や気候、人情ともに期待以上。戌(いぬ)年も重なり新年に二重、三重の喜びを感じている。
宮古島で初めて新年を迎えたのは、兵庫県出身の吉田公一さん(39)と、妻でサハリン州(ロシア)出身のエカテリーナさん(36)。
昨年4月にロシアから、柴犬イチロー(3)とともに来島した。
昨年6月には長男が誕生。海に囲まれた所で住むという意味を込めて命名した「海生(うみ)」ちゃんは、外出先で愛嬌を振りまくなどして人気者となっている。
戌年は安産な年ともいわれており、エカテリーナさんは「今年は家族がさらに増える」と心待ちにしている。
柴犬イチローは、日本人らしさを感じさせる和風な名前にしたという。
エカテリーナさんによると、ロシアでは秋田犬や柴犬など日本犬がブーム。忠犬ハチ公の物語が映画化されたことで飼う人が増えたという。
2人とも宮古が大好きで、特にエカテリーナさんは8年前の家族旅行ですっかり魅せられた。「外国人にも普通に話しかけてくる。とてもフレンドリー」
公一さんは「いろいろな離島へ行ったが、宮古は雰囲気が全然違う。砂山ビーチは、私にとってはスピリチュアルスポット(心身を癒やす助けとなる精神的なエネルギーに満ちた聖地のことを指す)です」と話す。
「宮古には運命的なものを感じる」という2人。次は、マイホーム購入を夢見ている。