「池間行進曲」を合唱/池間島でサンシンの集い
第3回池間島歌って踊ってサンシンの集い(主催・池間島サンシン集いの会)が14日、池間島離島振興総合センターで開催された。地域挙げての20演目に延べ100人以上が出演。池間生きいき教室の女性たちが平良出身の池間昌増(しょうぞう)が作詞した「池間行進曲」を合唱し、舞台と会場は元気いっぱいの歌声に包まれていた。
舞台の幕開けは民謡「池間の主」に合わせた踊りで飾った。踊り、三線、唄、太鼓の演出で行われ、観客らは大きな拍手を送っていた。
「正月あやぐ」「あんまーがまんのオリオンビール」「池間島音頭」「池間みやらび」と続いた。
生きいき教室は70歳以上の高齢者22人が利用し、平均年齢83・5歳。おしゃれな衣裳で舞台に上がり、四つ竹を鳴らしながら青春時代にはやった「池間行進曲」を元気はつらつと合唱した。
最後は「唐船ドーイ」でカチャーシーを踊り締めくくった。
池間昌増は1925(大正14)年3月31日発令で、池間小学校の訓導として赴任、27(昭和2)年3月31日まで在職した。在職中に「池間行進曲」は作られ、地元では90年余の歳月で歌い継がれている。その後昌増は来間小学校校長に昇任。のちに平良町収入役・助役などの要職を務めた。