ムーチーおいしいね/花園保育所
園児たちの健やかな成長願う
24日の「ムーチーの日」にちなみ、各保育園などでは子供たちが、ゲットウの葉に包んだ餅を食べ、今年一年、病気やけがをせずに元気に過ごすことを誓い合った。
沖縄本島では、厄払いの伝統行事として旧暦の12月8日にムーチーを仏壇に供えたり、年の数のムーチーをひもで結んで柱などにつるしたりして子供たちの健やかな成長を願う。
近年は宮古でも盛んになり、スーパーでは特設コーナーも設置されるようになった。
平良の花園保育所(金谷福代所長)では、3~5歳児のおやつとしてムーチーが出され、園児たちが「いいにおいだね」などと歓声を上げた。
大型絵本でムーチーの由来を学習した園児たちは、ゲットウの葉に包んで蒸した黒糖と紅芋の2種類の餅をおいしそうに食べた。
平良りん君(5)は黒糖のムーチーがおいしかったと言い、担任の小川麻衣さんが「これで今年も元気いっぱいだね」と呼び掛けると、口いっぱいに餅を頬張って大きくうなずいていた。
沖縄では、この時期に寒さが厳しくなることから「ムーチービーサ」といわれている。
宮古島地方気象台によると、この日の宮古島地方の最低気温は17・3度で、平年より1・6度高かった。