情報交換会を初開催
介護予防の通いの場事業
高齢者の介護予防や閉じこもり予防などを目的として地域の人たちが集える場を作る宮古島市通いの場事業を各地で運営しているボランティアを対象とした初めての情報交換会が23日、市社会福祉協議会平良支所で開かれた。参加者たちはグループに分かれ、それぞれの通いの場での日ごろの取り組みなどを紹介し、意見を交わした。
同事業は2016年1月からスタートしたもので、地域の歩いて通える場所に高齢者が集える居場所を作り、生きがい作りを行うことで介護予防につなげる取り組み。現在は市内各所に25カ所の通いの場がある。
情報交換会開会に先立ち市福祉部の下地律子部長が「皆さんの活動が地域の支え合い、生きがい作りにつながって大きな成果を上げている」などとした上で「今回はお互いの情報交換をしながら交流の輪も広げてほしい」と呼び掛けた。
参加者たちは5、6人のグループに分かれ、一人一人が自分たちの通いの場について紹介。「女性ばかりの会で、手先を使う編み物や折り紙などをしたり、音楽に合わせ体を動かしている。みんな元気で生き生きしている」や「主にゲートボールをしている。大会も開催するが、年齢の高い人は練習には来ても体力がないから大会には参加しない人もいる」。「歌ったり健康体操をしている。地域の範囲が広く歩いてくることができない人もいる」や「男性ばかりの会で囲碁をしている。参加者が増えていてみんな楽しんでいる」など取り組み内容や状況、課題などを語った。