伊波さん(城辺小4年)ら5人特選/春季子ども俳句吟行会
豊かな感性で春詠む
「2018春季子ども俳句吟行会」(主催・宮古島ジュニア俳句育成会)が25日にカママ嶺公園で、俳句誌「円虹」を主宰する山田佳乃氏を講師に迎えて行われた。参加した子供たちは豊かな感性で見いだしたさまざまな春を「五・七・五」の言葉に乗せて詠んだ。審査の結果、城辺小学校4年の伊波きよらさん、金城萌さんら5人の作品が特選に選ばれた。
毎年、春と夏の2回、開催されている同吟行会。今回は幼稚園児から小学生までの35人が参加した。
開会式で宮古島ジュニア俳句育成会の伊志嶺亮会長は「今、オリンピックが開かれているが、みんなも俳句で金が取れるよう頑張ってほしい」と参加者を激励。山田氏は俳句に入れなければならない季語のうち春の季語としてタンポポやスミレなどの春の花、春を告げるとされるウグイス、チョウなどの春の虫などを挙げ「そういうものを見つけてあげて、今回の楽しい思い出を俳句に作ってみてほしい」と語った。
子供たちは公園内を散策したりベンチに腰掛けて周辺を見回しながら、思いついた俳句の文字数を指折り確認したりしながら俳句を詠んでいった。
閉会式は市働く女性の家(ゆいみなぁ)で開かれ、大賞受賞者5人と入選受賞者15人に伊志嶺会長から記念品が贈られた。
特選入賞者とその作品、入選受賞者は次の通り。(敬称略)
【特選】にしざとことは(南幼)「はるのくも びるがみえるよ そらのした」▽石垣陽向(南小1年)「はるのあさ きのうの雨で しけってる」▽砂川えりか(久松小3年)「たんぽぽが 風にひっぱられ 空に行く」▽伊波きよら(城辺小4年)「友達が とばしたハンカチ チョウににて」▽金城萌(同)「ガジュマルが テントをはるよ 春の朝」
【入選】いはかなの(西城幼)▽やましろはる(平一幼)▽長濱楓(城辺小1年)▽いとうののか(鏡原小1年)▽砂川ひなた(東小2年)▽上園夏鈴(東小3年)▽池間夏希(平一小3年)▽西里つきは(東小3年)▽来間ひなた(南小4年)▽上地翔琉(城辺小4年)▽石垣のりたけ(南小4年)▽砂川響(同)▽與那覇健真(鏡原小5年)▽西里愛未(東小5年)▽新里浬空(鏡原小6年)