利用件数が大幅減/市街地型エコハウス
効果や魅力発信に課題
市、「活用促進図りたい」
市が管理している根間地区の市街地型エコハウスの利用状況がここ数年激減している。市エコアイランド推進課によると2016年度は宿泊がわずか4件、見学者数も17件だった。17年度は宿泊が29件、見学者数は79件と若干持ち直してはいるものの、それでもピーク時に比べて宿泊、見学合計の利用数は10分の1程度となっている。
同施設の利用状況については、開会中の市議会3月定例会における18年度一般会計当初予算の質疑でも、使用料が歳入で2万5000円しか計上されていないことが指摘されていた。
エコハウスについては、2011年度は宿泊が51人、見学が1021人だった。翌年度は宿泊が28人、見学が454人と約半数に落ち込み、その後も減少傾向で推移し、16年度は一気に減少して宿泊、見学を合わせても件しかなかった。
同課では「エコハウスの魅力やその効果を多くの市民にアピールするためにも今後はもっと利活用の促進を図りたい」と述べた。
同施設の利用条件は、居住環境、建設技術等を体験することを目的とし、宿泊時にはベッドメイキング、エコハウス清掃、宿泊アンケートの提出も条件となっている。
宿泊料金は、大人(16歳以上)が1000円。子ども(0~15歳)が500円。素泊まりのみで連泊は不可となっている。
宿泊申請は、宿泊希望日の10日前までに宮古島市エコハウス使用許可を申請する。
宿泊は、平日の月曜~木曜日に限られており、休館日とその前日は宿泊できない。館内では禁酒、禁煙。
支払いは現金払いで、市役所にて納付書を発行している。
チェックインは午後4時で、その手続きを午後3時半までに出来ない場合は宿泊キャンセルとなる。