創立45周年を祝う/航空自衛隊宮古島分屯基地
協力者に感謝状贈呈
航空自衛隊宮古島分屯基地(司令・古田桂子2等空佐)の基地創立45周年開庁祈念式典と祝賀会(主催・宮古地区自衛隊協力会)が21日、同基地体育館で約80人の関係者らが出席して行われた。日ごろの自衛隊活動に理解と協力を示し、積極的に活動したとして、宮古地区自衛隊協力会の湧川弘範事務局長と隊友会宮古島支部の曽田真治副支部長に、古田司令から感謝状が贈呈された。祝賀会で下地敏彦市長の音頭で乾杯し、45周年を祝った。
古田司令は同分屯基地の歴史に触れた上で、「日本を取り巻く国際情勢、特に南西域における安全保障環境は一層厳しさを増している。日本の独立と平和を守る使命は高まっていると考える。この美しい島で、任務にまい進し、より信頼され、より精鋭な基地として発展していくことを誓う」と改めて決意を述べた。
宮古地区自衛隊協力会の野津武彦会長は「古田司令はじめ、皆さんの日夜の頑張りに感謝する。陸上自衛隊も宮古島に来る。われわれにとっては大変ありがたいこと。空自、陸自の自衛官として意見交換しながら、宮古島の発展にも貢献してほしい」とあいさつした。
式典では南西航空音楽隊が誰でも一度は耳にしたことがある、アップテンポな曲を演奏し、開庁記念式典を華やかに演出した。
宮古島分屯基地は監視、通信電子、基地業務の三つの小隊と基地全般にわたる業務を行う総括班からなる。
監視小隊は日本の南西域の空を24時間態勢で警戒監視し、国籍不明の航空機等の早期探知に努めている。(航空自衛隊宮古島分屯基地ホームページから)
領空侵犯に対して行われる戦闘機の緊急発進回数は、2016年度は1168回と過去最多で、17年度は12月31日現在736回行われている。(防衛省住民説明会資料から)