ヤギブランド確立へ/宮古島市
生産流通組合を設立
ヤギの生産振興を図る宮古島市山羊生産流通組合が27日、発足した。市役所上野庁舎で組合設立総会があり、30人が加入した。会長には下地達男さん=城辺=を選出した。6月をめどに定期大会を開き、事業計画や予算を決定し、ヤギのブランド化を目指す。
組合設立の目的は、ヤギの生産振興と流通体制を構築することなど。諸課題の抽出や解決策の検討、飼養管理・衛生管理技術の習得及び実践に取り組む。
ヤギの飼育者が組合員の資格を有する。その他組合の趣旨・目的に賛同する者で、組合が必要と認めれば加入することができる。組合費は3000円。
設立総会で、市農林水産部の松原清光部長は「宮古島市でヤギの生産を軌道に乗せ、ブランド化につなげたい」と述べ、今後の組合の活動に期待を寄せた。
県宮古家畜保健衛生所の仲村敏所長は組合規約などを説明し、「ヤギは県の推奨品目でもある。優良事例を取り入れながら活動を活発化させ、ヤギ振興につなげてほしい」と話した。
この後、30人の組合員を承認。その中から、ヤギを多頭飼育する下地さんを会長に選んだ。副会長は上野の砂川勇人さんと下地の宜保昌伸さん、理事は平良の砂川寛裕さんと伊良部の長濱国博さんが務める。
仲村所長と市畜産課の友利勝彦課長、JAおきなわ宮古地区畜産振興センターの荷川取努センター長はアドバイザーとなる。