社会・全般
2018年4月11日(水)8:55
「大型クルーズ船寄港に対応」
第11管区の下野新本部長が就任会見
【那覇支社】第管区海上保安本部に本部長として着任した下野浩司氏は10日、那覇市で就任会見を開いた。下野新本部長は、今月に入って宮古島海上保安部で交通課が設置されたことを指摘し、「大型クルーズ船の寄港などに伴う業務に、しっかり取り組んでいく」と意気込みを語った。下野氏の本部長着任は1日付。
また、会見で下野氏は、尖閣諸島周辺での中国公船の活動を念頭に「事態をエスカレートさせないよう、冷静かつ毅然な対応を継続していく」と述べた。宮古島海上保安部に今年度、新たに3隻の規制能力強化型巡視船を配備する方針も示した。
下野氏は鹿児島県出身。1960年生まれの57歳で、海上保安大学校を83年に卒業後、呉海上保安部巡視船こじま航海長や徳島海上保安部長、第管区海上保安本部次長、第9管区海上保安本部長などを経て現職。