幻想空間への誘い/サガリバナ群生地
ライトアップ始まる
夜に咲くサガリバナをライトアップするイベントが25日、平良添道の群生地で始まった。初日から多くの市民や観光客が訪れ、幻想的に照らされたサガリバナを観賞し、一夜限りの花に魅了されていた。イベントは来月4日まで続く。
イベントは宮古島環境クラブ(下地邦輝会長)が主催している。群生地の300本の木を照らし出す「夜のお花見」として毎年実施しており、サガリバナを通して環境への理解を深めてもらうことが狙いだ。
イベント初日から群生地には多くの市民が足を運んだ。甘い香りを漂わせながら垂れ下がるサガリバナをじっくり観察したり、写真を撮ったりしながら神秘的な空間を満喫していた。
東京都の山本千恵子さんは「こんなにきれいな花があるなんてびっくりしているし、見ることができて本当にうれしい」と感激した様子。「宮古島には何度も来ているけど、もっと早く来たかった」と話した。
大阪府の池田冨美代さんは「初めて見る花の形で本当に美しい。とても感動している」と笑顔だった。
群生地は、市陸上競技場からの案内板に従って進むとたどり着ける。ライトアップの時間は午後7時30分から同9時30分まで。
期間中、群生地に来場する人は懐中電灯を持参。詳しくは、宮古島環境クラブの下地さん(080・1773・1080)まで。