最大瞬間風速45・3㍍
台風8号 7月観測記録を更新
非常に強い台風8号の通過で、宮古島地方は10日午後から猛烈な風と強い雨に見舞われた。最大風速は下地島空港で北北東の風35・2㍍(10日午後3時13分)、最大瞬間風速は鏡原(宮古空港)で南の風45・3㍍(10日午後7時)を観測。最大、最大瞬間風速としては7月の観測史上最大の記録となった。同日午後4時ごろには宮古島は台風の目に入り、一時的に風と雨が弱まった。
台風8号による10日の総降水量は多いところで平良下里(宮古島地方気象台)の134㍉。10日の1時間降水量は多いところで多良間仲筋(多良間空港)で、午後9時13分までの1時間に27・5㍉の降水量を観測した。
宮古島は11日午前1時、多良間島は午前2時ごろそれぞれ暴風域を抜けた。
宮古島地方気象台は10日に発表した暴風警報を宮古島は11日午前1時35分、多良間島は午前2時13分に解除した。
伊良部、池間、来間大橋は日午前2時30分、いずれも通行止めが解除された。
大型で強い台風8号は日午後3時現在、華南にあって、1時間におよそ35㌔の速さで西に進み、次第に宮古島地方から遠ざかっている。34時間後には熱帯低気圧になる見込み。