遅延影響も全便運航/宮古空港
空のダイヤ、平常に戻る
台風8号が通過した11日、宮古空港を発着する空の便は出発遅延があったものの、予定されていた便は全て運航した。10日が全便欠航となったため、11日の便への変更や空席待ち手続きなどをするため宮古空港の航空会社カウンターを訪れる人も見られたが、前日までに手続きを済ませていた人も多いようで、大きな混雑は見られなかった。
宮古発着路線では琉球エアーコミューター(RAC)の多良間発宮古行きの初便が台風の影響で出発が遅延。RAC、日本トランスオーシャン航空(JTA)、全日空(ANA)ともにそのほかの路線では使用機材の到着遅れなどによる出発遅延は多数生じたが、欠航はなかった。
仕事で来島し10日に戻る予定だった小堤卓さん(41)=東京都=は欠航が決まった10日朝、11日夕の便を確保したが、より早い時間の便があればと11日も朝から空港を訪れ、空席待ちの手続きを行った。
小堤さんは「宮古島へ来るのは2回目だが、飛行機の欠航で足止めされたのは今回が初めて。1日延泊したがホテルの人から外出しないよう言われ日中はホテルのロビーで過ごしていた。帰りが1日遅れることで仕事の約束が一つキャンセルとなるなど、仕事に支障が出ている」と語った。
海の便では多良間海運の宮古-多良間航路は1日1往復の全便が欠航。12日は天候が回復すれば運航する予定となっている。大神海運の宮古-大神航路は1日5往復中、初便、2便、3便の3往復は欠航となったが4便、5便は運航した。12日は通常通りの運航を予定している。
クルーズ船は11日に寄港を予定していたワールドドリーム号が欠航となったほか、12日寄港予定だったスーパースタージェミナイ号の欠航が決定している。