職人技に歓声上がる/宮古島漁協青壮年部
朝市でマグロ解体ショー
宮古島漁協青壮年部(平良一訓部長)の「海人(うみんちゅ)ファミリー朝市」が22日、荷川取漁港の宮古島漁協直売所で行われた。会場には朝9時の開始から多くの市民や観光客が訪れて、宮古島近海の海の幸を味わいながら楽しいひとときを過ごした。
この日は、アーサ汁の無料配布やサザエのつぼ焼き、モズク、魚の天ぷらなどが安価で販売され、開始と同時に売り場には長蛇の列ができた。
平良部長は「この試みは地元の海の幸を地元の人たちに消費してもらうことも目的にしている。モズクやアーサ、マグロなど、宮古の海の恵みを味わってほしい」と呼び掛けた。
父親に肩車されて、マグロの解体ショーを楽しんだ池原颯太くん(3歳)は「マグロは大好き。こんなに大きなマグロの解体を見るのは初めて。おいしそうな刺し身を食べてみたい」と話した。
父親の徹さん(38)は「大きな魚の解体ショーはなかなか見る機会はない。子どもも喜んでいるし、とても良い経験になる。こうしたイベントは今後も継続してほしい」と語った。
用意されたマグロ丼などは一気に完売。新鮮なマグロを味わった60代の男性は「やっぱり宮古のマグロが一番うまいよ」と笑顔だった。