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社会・全般
全国との差 中学「拡大」/学力テスト平均正答率
小学、わずかに「縮小」/教育長「小中連携強化を」
今年4月に実施された2018年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果、3教科5科目の平均正答率で小学校は全国との差がマイナス1・5ポイント、中学校はマイナス5・1ポイントとなり、前年度比で小学校は0・3ポイント改善したが、中学校は0・9ポイント拡大した。この結果を受けて市教育委員会の宮國博教育長は「小中連携をしっかり取り組む必要がある」と述べた。
同調査は、文部科学省が小学6年生と中学3年生を対象に全国で実施。
今回の科目は国語、算数・数学と、3年に1回行う理科の3教科。国語と算数・数学は、基礎的な知識を問うA問題と活用力を試すB問題がある。
宮古島市の小学校は算数Aのみ全国平均を上回ったが、それ以外はすべて下回り、中学校は5科目すべてで全国平均を下回った。
県平均との差では、小学校が5科目すべてで下回ったが、中学校は国語B以外の4科目は上回っている。
小学校における5科目の平均正答率は58・6%で県平均(60・6%)を2・0ポイント、全国平均(60・1%)を1・5ポイント下回っている。
全国との差については前年度の1・8に比べると0・3改善し、県との差は前年度から0・1ポイント広がっている。
中学校は5科目平均の正答率が58・2%で県平均(58・0%)を0・2ポイント上回ったが、全国平均(63・3%)を5・1ポイント下回っている。
前年度に比べると、全国平均との差は0・9ポイント広がり、県平均とは1・6ポイント差が縮まっている。
小学校については、全国との差は小さいが中学校になるとその差は大きくなっている。
このことについて、宮國教育長は「なぜ中学校になると全国との差が広がるのかが課題。特に数学A、Bはその差が大きく改善が必要」と述べ、課題解決向け、小中連携に取り組む必要があると指摘した。
また、市教委学校教育課は「今回の結果をしっかり分析し必要な取り組みを検討したい。各学校でも結果を分析して学習状況結果を含めた対応を行ってほしい」としている。
宮古島市における今回の学力テストの受験対象者数は、小学校が18校488人、中学校が14校468人となっている。