豪雨被害のほ場復旧要請/城辺地区24自治会、
区長会 市への申請呼び掛け
城辺地区24自治会、区長会の砂川雅一郎会長らが7日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、豪雨で土壌が流出したサトウキビ畑に土を入れる客土を行い、ほ場を復旧するよう要請した。下地市長はすでに予算を準備して取り組んでいることを説明。同席した市農林水産部の松原清光部長は農家が市に申請するよう呼び掛けた。
要請は砂川会長はじめ福嶺学区、城辺学区、西城学区、砂川学区の各自治会、区長会学区長との連名で行われた。
平良庁舎を訪れた砂川会長は「50年に1度」という記録的な豪雨が7月と8月に発生し、多くのほ場の土壌が流失してサトウキビの夏植ができない状況にあることを説明。「災害ほ場の復旧を行政はどう考えているのか方針が示されないことから地域農家は大変な不安を抱いて、現状に手を付けられない状況となっている」とした上で「手厚い農家救済の支援をお願いしたい」と要請した。
それに対し下地市長は、各地区のさとうきび生産組合の要請に対し、すでに支援実施を約束していることを強調。「行政の方針が示されない」という指摘に強い不快感を示した。
松原部長は「農家の人は自分の畑がどういう状況にあるかという要請をしっかりとしてほしい」と支援を受けるためにはまず農家から市へ要請するよう求めた。